最もエコロジカルな建材

 

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最もエコロジカルな建材

解体作業の項でも書いたように、家を建てるための材料は、出来るだけ廃材を使おうと思っています。
廃材といえば聞こえは悪いですが、立派なリサイクル建材です。
初めは、コスト軽減のために考えた廃材利用でしたが、今ではコスト云々はどうでも良くなり、 廃材を積極的に利用した家を建てる、と言うこと自体が主たる目的になりつつあります。

廃材を入手するための解体作業は、単純作業がほとんどです。
梁や柱を取り外すときは、ダイナミックでエキサイティングな気分ですが、 それ以外は、材料を痛めないように丁寧に板をはずしたり、ひたすら釘を抜き続けています。

はっきり言って根気のいる作業です。 そんなときは、頭の中にいろいろなことが浮かんできます。
この板は白樺の木を挽き割ったものだぞ。
土台には防腐剤は使っていないな。
なんて立派な水楢の柱なんだろう。
etce・・・・・

そんな中で一番考えたことは、建築廃材と言うのは、最もローインパクトな建築材料なんだな、ということです。
計画的に管理された伐採を行うのであれば、樹を切り出して木材を作る事自体が、地球環境にそれほど悪影響を及ぼすことだとは私は思っていません。
ただ、その加工、移動には、必ず化石燃料の燃焼と、それに伴う二酸化炭素の排出があります。
考えてみてください、重機を使っての伐採、大型トラックでの輸送、電力を使って製材、すべて化石エネルギーを消費して行われています。 それがもし輸入材であれば、さらに海上輸送が加わります。
廃材利用とまではいかないまでも、地元の樹木から製材した木材を使えば、幾分はこのようなエネルギーの浪費は防げるのではないでしょうか。
もちろん、生態系を考慮した造林計画が大前提ですが、地元材の活用は国内の森林保全のためにも大きく貢献するはずです。
根拠はないですが、裏山の樹を切ってきて建てた家は、その土地の気候風土に最もマッチしてんじゃないか、とも思います。

延々と釘を抜き続けながら、単調さを紛らわすために頭の中で考えたことです。多少大げさに考えてしまったことかもしれません。
コスト的に見合わない作業を続けるために理由付けを探したために行き着いた考えかもしれません。
でも、自分にとって、家を建てる材料として廃材を選んだことは、いろいろな事を考えるきっかけになったと、いう意味でとても良かったと思います。

でもなにより、手間暇掛けて造った家ほど愛着がわくだろうという想いが、廃材利用という行為自体を楽しみにしてくれた、というのが本当かもしれません。

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