薪の風呂

 

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復刻版 開拓生活研究所について

このページは、私(森の人)が北海道に移住してきた時に運営していた、「開拓生活研究所」ホームページの復刻版です。

当時のプロバイダーのサーバーが障害を起こして、データが消滅、同時期に自宅のマシンもクラッシュしたため「失われたホームページ」になっていました。
(2000年1月の事です。開拓生活研究所の「2000年問題」は甚大な被害を引き起こしました。)

その後プロバイダが一部のデータをサルベージしてくれましたが、多くのデータは失われたままです。

今ご覧になっているページは、復旧したデータそのまま掲載していますが、一部の記事や写真は無くなっています。ご了承下さい。

薪の風呂

今私たちは薪で沸かしたお風呂に入っています。

科学的な根拠は分かりませんが、薪の風呂は温かさがまろやかで湯冷めしにくいと聞きました。
そういわれてみると、熱すぎるくらいのお湯に入ってもガスや灯油の風呂よりビリビリした感じが少ないような気がします。
確かに、薪を用意し、手間暇かけてお風呂を沸かすのは大変です。
冬場だと炊き始めてから沸くまで二時間くらいはかかります。もちろんつきっきりではありませんがこまめにめんどうみてやらなければなりません。
忙しい時はとてもやってられないくらい面倒ですが、それだけに風呂に入ったときの満足感はまた格別です。

開拓日誌にも書きましたが冬の暖房は薪ストーブです。
薪ストーブの暖かさもほんのりとして、体の芯から暖まる種類のものです。
薪ストーブを使ってしばらくしてふと思ったんですが、いくら鉄板で囲まれた中とはいえ、家の中で木を燃やすというのはすごいことのような気がします。
ガスコンロや石油ストーブだって同じ火なんでしょうけど、キャンプファイヤーの仲間が部屋の中にあるんですからこれはすごいことです。

最近の暖房器具は点火から温度調整までボタン一つでOKと言うパターンが多いですが、薪ストーブはそういうわけにはいきません。今時珍しい手のかかる道具です。
でも、元々焚き火は大好きでしたから、火の番も楽しみの一つです。何より火をいじっていのは心地よく、なんとなく落ち着いた気分になってくるのがいいところです。

薪を使うためには伐採から始まって、玉切り、薪割り、乾燥のための積み上げ、と手間がかかることばかりです。 でも、なんでもお金で手に入る時代に、暖かさを得るために直接的に労働する、と言うのもなかなか味わえない楽しみのひとつのような気がします。

ところで、私たちが薪の風呂を沸かしているという事を知った近所の人から、焚き付け用にと白樺の樹皮をいただきました。
試してみると樹脂分が多いのかどうかはわかりませんが、マッチ一本で簡単に火が着き、多少の風があってもジジジッと音を立てながらよく燃えます。
白樺の皮がこんなによく燃えるもんだとは思ってもいませんでした。

せっかくだから使えばいいのに、なんとなくもったいなくて、火付きが悪いときのために大事にとってあります。

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  27 コメント

  1. 楽な、薪のお風呂の沸かし方を示します。
    火の灯し方については、昨日、燃え残った炭を火消壺に入れて、次の日のためにとっておきます。
    先日の燃え残りの消し炭を、マッチと乾いた落ち葉で、燃やし付け、それで薪に火をつけ、火をおこします。
    次に、エクセルの重回帰分析を使って、我が家では我が家のデータで、次の公式を割り出しました。
    M(H-L)=2245.412-64.8369A-378.188W+724.8585F
    この公式をカシオプログラム関数電卓fx-5800pに記憶させます。
    M:風呂で沸かす水の量(リットル)
    H:沸かすお湯の温度(℃)
    L:沸かす前の水の温度(℃)
    A:気温(℃)
    W:風の強さで、無風は0、弱は1、中は2、強は3をインプット

    これらを代入して、ソルバー機能で薪の量F(kg)の解を求めます。

    次の式で、お湯の温度を微調整します。
    M(H-L)÷F=(M+P)×(I+H-L)÷(F+S)
    これを同じ電卓に記憶させます。
    M:先ほどと同じ。
    H:先ほどと同じ。
    L:先ほどと同じ。
    F:先ほど求めた値。

    I:実際のお湯の温度とHとの差で、Hより実際の値が低い場合は、マイナスとなります。
    これらのデータをインプットして、支給する薪の量(kg)を計算します。足りない場合は、マイナスとして表示されます。

    お湯の利用がHより熱かった場合は、次の式で、水を加えます。
    M(H-T)=O(T-L)
    この式を同じ電卓に記憶させます。
    M:先ほどと同じ。
    L:先ほどと同じ。
    T:セットしたいお湯の温度。

    O:供給する水の量(リットル)

    これらで、計算して、薪のお風呂の温度を制御します。

    なお、これらには、蛇口に水量計が必要になります。

  2. 補正
    前日の2番目の式
    M(H-L)÷F=(M+P)×(I+H-L)÷(F+S)
    で、
    P:追加する水の量(リットル)
    支給する薪の量S(kg)
    を、説明に追加してください。
    ぬけおちていました。

  3. 補正
    先日の3番目の式の補正
    M(H-L)=O(T-L)
    で、
    H:沸かして熱くなったお湯の温度です。
    「お湯の温度が」とすべきところを「お湯の利用が」と、キーを打ち間違えてしまいました。

  4. 補足
    なお、参考までに。
    消し炭で火を起こす場合には、吹き竹で、起きた種火に、息を吹きつけます。

  5. 佐渡の農家 さん

    詳細な解説ありがとうございました。
    私には複雑すぎてよく解りませんですが、佐渡の農家さんのこだわりと思い入れが良く伝わってきます。
    同好の士としてうれしくなりました。

    薪のお風呂の気持ちよさは格別ですよね!

  6. 薪の風呂に入り、電灯を消して、窓から入ってくる月明かりだけで、風呂から月を眺めていると、時間を忘れてしまいます。

  7. 佐渡の農家さん

    同感です。
    なぜかは解りませんが薪で沸かした風呂は心を落ち着かせてくれる気がします。
    時間を忘れてくつろげるこのひとときがあるから手間のかかる薪のお風呂を続けています。

  8. あの後、改良を加えましたのでそちらの式を載せます。
    (M+P)×(H+I-L)=2245.412-64.8369A-378.188W+723.8585(F+S)
    です。

  9. M:風呂の水の量で単位はリットル
    P:追加したい水の量で単位はリットル
    H:沸かしたい湯の温度で単位は℃
    I:Hよりもさらに上げたいお湯の温度で単位は℃
    L:湯船に加える水の温度で単位は℃
    A:外気温で単位は℃
    W:煙突周辺の風の強さ
      W=0は無風
      W=1は弱風
      W=2は中風
      W=3は強風
      WがわからないときにはW=0にしておいて計算してください。
    F:フューエルの略です。くべる薪の重量で単位はキログラム
    S:サプライの略です。追加してくべる薪の重量で単位はキログラム
    参考までに文字の意味を上げてみました。

  10. この式に当てはまるようにFやSを割り出してかまどに燃料の乾いた薪をくべてみてください。
    この式は我が家の薪風呂でデータを採取して回帰分析で求めた式です。

  11. Lは湯船に加える水の温度というよりは水道水の温度でした。
    Iはインクリースの略です。

  12. 毎日、薪の炎が燃えるのを見ていると癒されますよ。
    薪をくべる量が決まっているので、焚くのが楽です。

  13. なんといっても、燃料の薪がただ同然なので、お金がかからないのが良いです。

  14. 近所のほかの家はユニットバスです。それで、薪の需要が減ってきている。だから、ただ同然で薪が豊富に手に入るようになったんです。

  15. 今の薪のお風呂がひび割れて壊れてしまっても、次もまた薪焚きのお風呂にしたいですね。サウナなんかも一緒につけたいと思っています。

  16. サウナをつけてみたいというのは、親戚の家がサウナ装備の薪焚きの風呂なので、そう思った次第です。

  17. それと、薪を焚く場合、焚く部屋はすすけて真っ黒になってしまうんで、新築の家には薪風呂も薪ストーブも向かないと思います。薪ストーブなんかは、納屋の一角を借りて設置するのが良い方法だと思います。納屋ならすすけたって別にかまわないでしょうから。

  18. 薪の風呂の場合、チェーンソーと薪運搬用の軽トラは必須アイテムです。

  19. ただし、チェーンソーはものすごく危険ですよ。

  20. 薪の風呂の場合、経費がただ同然なので、お湯がふんだんに使えます。熱くなってしまったお湯をうめて使うときに、余ったお湯は捨てているくらいですから。

  21. 薪のお湯のコントロールといっても、正確にピタリとはいきません。誤差は最大+5(℃)くらいは覚悟しないと。その時には水でうめるので、お湯が余ってしまうわけです。

  22. 薪の風呂の面倒なところは、火をおこすことと、焚く薪の分量だけです。
    焚く薪の量は各季節にデータを取っておき、多変量解析の回帰分析により、先日のような方程式を作ってしまえば解決します。
    問題は、火の起こし方です。
    簡単な火の起こし方は、前日の燃え残りの炭を、火消壺(大きなのがよいと思います)に入れて消しておき、それをかまどに入れます。その上に枯葉等の着火材をのせて、マッチで火をつけます。すると枯葉が燃えて、炭が赤々と灯ります。その赤々と燃えた炭の上に乾いた薪を重ね合わせて載せます。すると煙がわきあがり、火がともります。
    これで、火のつけ方はマスターできます。
    ポイントは火消壺があることです。あるとないとでは大違いです。

  23. 風呂のシャワーはノーリツのボイラーを使っています。
    薪がない時にはボイラーの熱湯を利用します。

  24. 風呂の混合水栓はリクシルの流量計付きの蛇口が便利です。
    流量がわかるので温度コントロールができます。

  25. 薪の追い炊きの方法です。
    今のお湯の量が180リットルの場合M=180
    今のお湯の温度が36℃に冷えているとしたらH=36
    今の水道の温度が18℃だとしたらL=18
    今の気温が25℃だとしたらA=25
    今の風の強さが無風だとしたらW=0
    今回はP=0 I=0 S=0
    の条件のもとFを求めます。
    式は
    (M+P)×(H+I-L)=2245.412-64.6369A-378.118W+723.8585(F+S)
    です。これは我が家のデータを基に作った式です。
    解きます。F=3.613289752kgと求まります。
    水道水を30リットル補給することにします。P=0をP=30に変えます。
    お湯の設定温度を44℃にします。するとH=36℃より8℃上げなければならないのでI=0をI=8に変えます。
    これらの条件の下で今度はSを解くことにします。するとS=0からS=3.066897743となり、追い炊きに必要な薪の量はS=3.066897743kgと求まります。
    この分量の薪を焚いて追い炊きすれば(180+30)リットルの(36+8)℃のお湯が得られることになります。これで熱い風呂に入れます。

  26. 薪の風呂は以前は面倒くさかったのですが、関数電卓でこれらの計算ができるようになってからは、規定量の薪をカマドにほおりこんで火をつければあとは自然に設定量の温度の風呂が勝手に沸いてくれるんで面倒くさくはなくなりました。焚きあがるまで好きなことをしてればいいのです。冬は薪の量が多くなるので二回か三回に分けてほおりこみますけど。

  27. 好きなことをしてればいいのですが、火のそばから離れないでください。

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