道路閉鎖

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昨日のバリケードは、道路を封鎖するための物。

これからの季節凍れた(シバレた)地面が融け、道路がぬかるんでくる。
四輪駆動車なら何とか走れないこともないが、ドロドロの道をタイヤで掻き回すと地面が乾いた時に轍(わだち)の跡がそのまま固まり、道路が凸凹になってどうしようも無くなってしまう。

さらに地中の氷が部分的に融けると地面の下に空洞ができ、落とし穴のようになってしまうことがある。
シバレが融けて地面が陥没してできた穴
(道路に開いた穴。穴の径は10cmほどだが、内部は20~30cmの空洞になっている。)

この穴にタイヤがはまると車の底が完全に地面に付き、ニッチもサッチもいかなくなる。
こうなると自力脱出は困難である。

そのため、4月中~下旬までの雪解けシーズンはここに車を停め、その先は徒歩で移動することになる。

ここから家までは約700m、散歩と思えばちょうど良い距離だ。
バリケードからわが家へ向かう

朝夕はまだまだ寒いが、真冬とは違い湿度を含んでシットリとした空気の中を歩いていると、季節の移ろいが肌で感じられ気持ちの良いものである。

とはいえ、街に出かけるために家から此処まで歩いて来て、車にたどり着いた時になって忘れ物に気づき、また家まで歩いて帰る時の気分は、さすがにやるせない。

まあ、これも開拓生活の醍醐味の一つだと思えば、「それもまた良し」ではある。

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雪解け, 泥道, 道路閉鎖, ぬかるみ

Posted by 森の人