7月 272009
 

 

北海道新聞朝刊の連載コラム「朝の食卓」掲載

パイオニアラボの業務一つであるCAD講習をはじめることになったきっかけについて書きました。


「不純な動機」 有明 正之

北海道新聞のコラム「朝の食卓」 釧路市にある道立釧路高等技術専門学院の職業訓練セミナーで、不定期ながらコンピューターを使った建設計「CAD」の講師をしている。

厳しい雇用情勢の中、こうした講習に通う人は多いし、その意義は大きいが、訓練を受けたからといって、簡単には就職先が見つからないのも現実だ。それでも、たまに受講者が「CADで生計を立てるようになった」という話を聞くと、とてもうれしい。

私自身、道内に移住した当初、訓練生として、この学院に通っていた。

職業訓練として建築を学ぶというのは建前だった。今だから言える話だが、実は自分の家を建てるために大工の技術を身につけることが目的だった。

一年間の学院生活は、しっかりと私に建築技術を身につけさせてくれた。おかげで、今住んでいるのは、粗末ながらも自分の手で建てた家だ。その後、建築関係の自営業を始め、さらに講師までするようになった。

いささか不純な動機で通った学院だったが、あの訓練生活は今の私の暮らしの大きな支えになり、その時、受けた恩恵をわずかではあるが、社会にも還元できるようになった。結果的には学院本来の目的にかなったことになるのではないか。

当時の先生たちも、きっと大目に見てくれると思っている。

(パイオニアラボ代表)・釧路


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